相坂ノ桜

不定期ですが鉄道模型のことを発信します

護衛艦あさひを見学しに横須賀へ。

お久しぶりです。あまつです。

令和元年度海上自衛隊観艦式代替行事に参加してきました。

今回の目標はただ一つ、護衛艦あさひを見ること。

(鉄道模型ブログなので説明は簡単にやらせて頂きます。)

というわけで。

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見えてまいりました。護衛艦あさひです。

護衛艦あさひは平成25年度防衛予算で「25DD」として建造され、2016年10月19日に進水、2018年3月7日に就役しました。

DDというのは「Destroyer」の意味で駆逐艦を表します。

海上自衛隊護衛艦は全てこの「駆逐艦」に該当します。

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こちらがお顔になります。

似たような顔で

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こんなお船もありますがこちらはあきづき型護衛艦です。

簡単に見分けるなら、

あさひ型護衛艦は頭の小さい四角が内側。

あきづき型護衛艦は頭の大きい四角が内側。

この四角はレーダーとなっていて、探索用と受信用となっています。

あさひ型とあきづき型は性格が全く異なっていて、あさひ型は対潜水艦戦闘に特化、あきづき型は対空戦闘に特化しています。

建造はあきづき型の方が先なので、あきづき型をベースにあさひ型が作られました。

鉄道で言うとE531を作った後にE233を作った的な感じです。

お話を戻しましてあさひについて。

護衛艦あさひは佐世保基地(長崎県ですね)を母港としている護衛艦でして、機関も他の護衛艦とは異なるものとなっています。

説明は難しいので艦内の説明を代用させていただきます。

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簡単にいうとハイブリッド機関です。

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お話は外観に戻ります。

こちらがあさひが搭載している主砲です。

あたご型イージス艦や先程触れたあきづき型がこれと同じものを搭載しています。

これも中々凄い主砲でして、お船って言うのは海によってかなり揺れるのです。

しかしこの主砲、目標を捉えたら船が揺れても捕捉し続ける高性能なもの。

命中率が飛躍的に向上した主砲となります。

(カッコイイしね!)

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お次にこちら。VLSっていいます。

これ、この蓋を開けてみると対潜用ミサイル(ロケット)、07式と呼ばれるものが入っているのです。

これを空に打ち上げ、敵の潜水艦近くに着水させ、そこからは魚雷同様の動きで敵潜水艦にまっしぐらという代物です。

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続いてCIWS

Close In Wheppon Systemの略です。

近接防空火器です。

20mmの機関砲でして、これ単体で目標を捕捉し、撃墜することが出来ます。

しかし、射程が短いので護衛艦最後の砦となる兵装となります。

(こいつが作動できるのは妨害電波、ミサイル迎撃、主砲迎撃をしても撃ち落とせなかったミサイルが艦に向かってきた時だけで、わずか十数秒しかありません)

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90式艦対艦ミサイル発射筒です。

難しく感じるかと思いますが、「艦が発射する対艦ミサイル」なので艦対艦ミサイルといいます。空から撃つなら空対艦ミサイル、地上から撃つなら地対艦ミサイルとなります。

これは上で説明した通り、お船お船に向かって撃つミサイルでして、現代の戦闘は船同士で撃ち合うなんてことは無いので最大4発を搭載、この4連装を2つ装備しているので最大で8発を搭載することができます。

写真は3発分ですので、あさひは6発積んでいることになります。

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忘れてました。あさひは艦番号119番です。

妹のしらぬいは120番、姉にあたるあきづき型は115~118番までの4隻となっています。

お船って性別女性なんですよ。

同型艦とも言いますが同じ型の船を「姉妹艦」とも言います。これはどこの国も同じです。

そう思うと艦これやアズレンは間違いではないですよね。あんなに若いかは別として。

あさひはまだ2歳ですけどね^^;

 

写真はありませんがあさひにも魚雷が搭載されています。

3連装を2つ、6発ですが艦内にも予備弾薬として積んでいると思うのでそれ以上あると思います。

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こちらが護衛艦あさひ艦内神社。

船には船霊と呼ばれる守護霊が存在すると言われており、こちらが女性であることから船の性別が女性であると言われています。

この艦内神社はどの護衛艦にも必ずあります。

そしてここに祀られている神様はその船ゆかりの地の神社からの分系となっています。

私も今回ここをお参りしました。笑

艦内神社を見ることが最近の楽しみでもあります。

基本的にこの艦内神社は○○室などの部屋にあるわけではなく、艦内の大きな移動動線にありますので、もし機会があれば探してみてください(くれぐれも進入禁止のとこには入らないでくださいね)

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かっこよく、そして綺麗な幕です。

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あさひ後部格納庫。

ここにはヘリコプターを搭載します。

通常は1機、有事の際は2機搭載することができます。

今回の公開ではヘリコプターはいませんでした。

基地にいる護衛艦はヘリコプターを搭載していない事が多いです。

理由としては整備的な面でもそうですし、邪魔ですよね。なので基地入港前に地上のヘリコプター基地に飛んでいってしまうのです。

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搭載するヘリコプターと同型のもの。

写真のヘリコプターは地上配備機です。

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着艦する際は写真真ん中少し下の機器にヘリコプターから出てる足を引っ掛けて着艦します。

揺れる護衛艦に着艦することはとても難しく、過去には失敗して墜落してしまうこともありました(最近は聞かないですね)

ヘリコプター甲板は大体20~25mくらいあります。

ヘリコプターのプロペラが船の構造物にあたらないよう必要最低限は確保されています。

護衛艦あさひは全長151m、全幅18.3mなので全体の1/6は後部甲板というわけです。

また、後部には兵装が無いのでお守り代わりのCIWSが1機搭載されています。

(と言ってもミサイル迎撃やら何やらであまり使用するとは思わないのですが)

一応死角ですしね。艦尾は。

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護衛艦あさひのロゴです。

あさひの艦名の由来は天象である朝日からとされ、二番艦のしらぬいもこれに則り不知火からとされています。

日本らしい艦名で個人的には大好きな名前です。(この他はたかぜ型やあさぎり型が好みです笑)

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以上が護衛艦あさひの紹介となります。

初めての護衛艦紹介、いかがだったでしょうか?

機会があればまた書きたいと思います。

 

デハデハ!

 

 

 

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細部レーダーと魚雷格納箇所の外側です。

 

※14日に当選したので参加させて頂きました。

台風の被害が残る中、このような特別公開をして頂きありがとうございました。